parole Jouet

見たり聴いたり、嫌だったり素敵だったりな小品文

寒雨

気温はどうにも上がり切れないらしく一桁の予報、お昼を迎えてもそのように寒い。
風はスカートの裾を蹴散らす程度に身体を打つ。
これが熱さだったらきっと耐えられなかった、そう思うと室内との気温差に疲れる身体の少し楽になる心地。
けれど、寒い。やっぱり寒い。